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第6回特別支援教育公開講座

(写真)第一部の様子

 11月28日(土曜日)、文化体育館小ホールで、第6回特別支援教育公開講座「猪名川町特別支援教育フォーラム」(主催:教育委員会)が開催され、町内外から、保護者などの地域住民や学校・園の教職員など約160名が参加しました。
 この公開講座は、(1)発達障がいや特別支援教育への理解を深めること、(2)学校・園や地域・家庭で子どもたち一人一人に応じた支援ができるようになること、この2つをねらいとして、平成19年度から開かれているものです。
今回のフォーラムでは、第1部で「猪名川町の特別支援教育~就学前から中学校までの一貫した支援を目指して~」と題したシンポジウム、第2部で「思春期の子どもと向き合って~二次障害を防ぐために大人ができること~」についての講演が行われました。

第1部のシンポジウムでは、兵庫教育大学大学院の柘植雅義教授がコーディネーターを務め、4人のパネリストがそれぞれの実践について発表を行いました。松尾台幼稚園の宮脇靖子教諭から、個別の支援と学級・園全体の支援について、4つの支援の視点から報告がされ、松尾台小学校の大塚千津子教諭からは、特別支援教育コーディネーターとして取り組んでいることと、1年生の学級担任として取り組んでいることについて、具体的に報告されました。続いて、中谷中学校の辻真佐美教諭から、学校全体としての取組が始まり、専門機関との連携をとりながら授業改善や個別支援に向けて進めていることが報告されました。この3つの報告から、生活や学習の場で、それぞれの教員が具体的に支援の手立てを取ることと、一貫した支援を行うための校種間の引継ぎの重要性が確認されました。
また、川西市立川西養護学校の森教諭からは、平成13年から始まった川西養護学校の教育相談についての説明があり、地域の学校や幼稚園の教員が支援できる体制を作るために、相談員と担任が子どもの個性の特性に応じて科学的な係わりを共に学んでいっていると話されました。4人の発表に対して、コーディネーターの柘植教授が全国的な動向等を交えながら、意義や課題についてまとめられました。
その後、フロアからも積極的な発言が次々に出て、猪名川町の幼稚園、小・中学校の取組の成果とともに、まだたくさんの課題があることも会場内で共通理解することができました。

(写真)第二部 講師 定本ゆきこさん

 第2部の講演では、京都少年鑑別所法務技官である精神科医の定本ゆきこさんが、多くの少年達と向き合われた経験から、思春期に視点をおいたお話をされました。鑑別所で出会われた子ども達の実態と、乳児期からの発達課題や思春期心性をお話いただき、認められることで適応的な行動ができるような正のループを作っていくことが必要であることがわかりました。また、子どもを育てる保護者にも正のループを作ることが大切で、そのために早い時期に障害特性を知り、周囲が正しい理解に基づく適切な支援をすることの重要性を再確認することができました。 

 参加者からは、シンポジウムについて「猪名川町の幼稚園、小学校・中学校の特別支援教育について理解できた。」「何年か前と比べると、幼稚園、小学校・中学校の取組が変わったと感じた。」「質疑応答も興味深く、これからの教育活動に生かしていきたい。」などの声が、講演について「とても丁寧に説明していただいて、わかりやすいお話だった。」「「幼少期や思春期の子どもとのかかわり、教育の大切さを再認識した。」「本人のつらさを意識しながら、正のループで育てていきたいと思った。」「障害への早めの気づき、早めの正しい支援が将来をよい方向に導くという認識が広まることが大切だ。」などの声が寄せられました。

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