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第15回猪名川町特別支援教育公開講座

(写真)第15回猪名川町特別支援教育公開講座の様子

 平成26年7月25日(金曜日)、猪名川町文化体育館小ホールにおいて、「第15回猪名川町特別支援教育公開講座」が開催され、学校・園の教職員をはじめ、保護者・地域住民など、町内外から約177名が参加し、会場を埋め尽くしました。

この公開講座は、平成19年度から猪名川町教育委員会主催で年2回開催してまいりました。本公開講座のねらいとしては、(1)発達障がいや特別支援教育への理解を深めること、(2)学校・園や地域・家庭で子どもたち一人一人に応じた支援ができるようになること、を目指しています。

(写真)講師 石塚 謙二 氏

今年度の第1回目の公開講座では、大阪府豊能町教育長(前 文部科学省特別支援教育調査官)の石塚 謙二(いしづか けんじ)さんを講師としてお招きし講師 石塚 謙二 氏、「『授業のユニバーサルデザイン研究を進める』~インクルーシブ教育システムの構築を見据えて~」と題してお話していただきました。

石塚さんは、千葉大学教育学部附属養護学校教諭を皮切りに、千葉県教育委員会義務教育課指導主事などを経て、2000年からは、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課・特別支援教育調査官などを歴任されました。

そして、2013年、大阪府豊能郡豊能町教育長に就任され、現在に至っています。また現在、全国組織である「授業のユニバーサルデザイン研究会」副代表、特別支援教育士スーパーバイザー、日本LD学会代議員などの要職に就かれています。

また、主な著書として、授業のユニバーサルデザイン研究会発行の「教科教育に特別支援教育の視点を取り入れる 授業のユニバーサルデザイン」シリーズなど、多数の著書の執筆に携わっていらっしゃいます。

ご講演の中で、特別支援教育に係る国の動向、とりわけ、インクルーシブ教育システム構築のお話、障害者基本法や学校教育法施行令等の改正についてなど、詳しくご講話くださいました。特に、ユニバーサルデザイン研究について、「ユニバーサルデザインとは、教科教育の研究である。」「通常の学級での効果的な指導を追究する。」「どの子もわかる授業を目指す。」「指導内容等の質的なレベルは下げない。」など、「授業のユニバーサルデザイン」の基本的な理念についてお話しくださいました。

また、様々な学校における具体的な実践事例を実際の写真を通して、分かりやすく説明してくださったり、ペアワークの場も設定してくださり、ユニバーサルデザインの授業づくりについて、参加者全員が体験を通して学ぶことができました。

このご講演を通して、石塚さんの特別支援教育に対する造詣の深さに深い感銘を受けたものです。

参加された保護者からは、「私の子供は発達障がいのある子供なので、授業に集中できない。ややもすると、他の生徒の邪魔になってしまう状態もあるようですが、ユニバーサルデザインの授業で、わが子も興味を持って参加できるようになればうれしいです。」との感想が寄せられました。

また、参加された学校の教員からは、「どの教科でもすぐに実践できそうなお話だったので、聞きやすくとても分かりやすかったです。自分の中で、その1時間の授業で何を子どもにつかませたいのかをしっかりと明確にし、そこに近付けるための過程で、大切な手立てをこれからしっかり勉強していきたいと思いました。」「日々の授業を改善し、どの子も分かる授業にしていくということが、ユニバーサルデザインの視点だったのかと改めて気付きました。教師が子どもの様子に困っていると思っているのは、実は教師の指導力に子どもが困っていたのでは…との一言はギクリとなりました。」「ユニバーサルデザイン研究が、教科教育の研究であるということに、すごくドキッとしました。授業のユニバーサルデザイン化は、全ての子どもたちのためになる、ということを忘れずに、日々、教材研究に取り組んでいきたいと思います。」など、多くの喜びの声が寄せられました。

(写真)第15回猪名川町特別支援教育公開講座の様子

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