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第25回猪名川町特別支援教育公開講座を開催しました

7月24日(水曜日)猪名川町文化体育館で、「第25回特別支援教育公開講座」を開催しました。

この講座は平成19年度から猪名川町教育委員会主催で年2回開催しています。本講座は、(1)発達障害や特別支援教育への理解を深めること、(2)学校・園や地域・家庭で子どもたち一人一人に応じた支援ができるようになることを目指しています。学校園の先生方、保護者、地域の方々、町外から227名の方が参加してくださいました。

今回は秋の公開講座から引き続き、和歌山大学教育学部 教授 米澤 好史さんを講師としてお招きし、「愛着障害の理解と『愛情の器』モデルに基づく愛着修復プログラムによる支援」と題して講演をしていただきました。

米澤先生から、『愛着とは「特定の人と結ぶ情緒的なこころの絆」と定義されている」と教えていいただきました。
第1に「特定の人」と結ぶ関係については、親子関係に限らず誰とでも結ぶことができる関係であり、愛着の問題=親子関係の問題という考え方は間違っているということ。
第2に「情緒的な」という「感情」については、愛着の問題を抱える子どもの特徴として「感情の未発達、未学習」があり感情が十分機能していないのに大人が年相応の感情を期待してしまい、感情混乱を引き起こし、支障をきたしているということ。
第3に「絆」については、愛着の問題を子どもの問題や親の育て方の問題ととらえてしまうのは不適切であって、二人の間に起こる関係の問題であるということ。第25回猪名川町特別支援教育公開講座の様子
以上のことを理解するなかで、愛着形成のために3つの基地機能、1.「安全基地」2.「安心基地」3.「探索基地」が大切であり、この3つが繋がることが「絆」の正体になることも改めて確認できました。正しくアセスメントをし、見極め、どのように子ども理解をすることができるかを考え
る大切な時間にもなりました。
今回は愛情の器モデルについてもお話していただき、私たちがかかわっている子ども達に対して、どの形の愛情の器になっているか、安定的な器になっているのかも考える時間になりました。

この講演を通して、子どもと関わってきたこれまでの日々を振り返りながら、自分自身、学校園のチームとしての子どもへの関わり方を見つめ直すことができました。そして明日から出会う子ども達とどう過ごしていくか、将来を見据えて私たちができることを考える時間にもなりました。

 



≪参加者の方からのメッセージ≫


○子どもの行動が目の前に浮かんでくる講演でした。愛着関係は親としか結べないと思っていました。私たちでも一歩踏み出せることがあると知り勉強になりました。

○愛着障害というものについて表面的なことしか知らず、話を聞きながらクラスの生徒が思い浮かびました。自分の間違った対応に気づくことができました。なかなか学ぶ機会がなかったので、とても良い勉強になりました。ありがとうございました。

○今まで目の前にいる子どもたちが、愛着の問題と特性の問題、どちらの問題をかかえているだろうと悩みつつ接していましたが、米澤先生の話を聞いてきっとこのことだと思うことができました。その子にあった支援していきたいと思います。

○米澤先生の話はとてもわかりやすかったです。愛着障害とはどんなものかどう関わればいいのか何が必要なのか今日の講演でわかりました。もっとお話を聞きたいと思いました。

○全く知らなかった「愛着障害」について、特徴や原因を詳しく学ぶことができました。大変勉強になりました。学校で闇雲に「特性」という言葉で片付けてしまいがちですが、新たな視点を知って学びにつながりました。

○愛着についての講演を聞いたことがなかったのでとても勉強になりました。まずはキーパーソンをつくること、そしてその人が先手を打って声かけをすることがとても大切だと思いました。


会場にいる皆さん一人一人に対して、大切なメッセージを送っていただきました。
これからも猪名川町があたたかい町でいられるように、そして、一人一人の子ども達が、自信をもって過ごせるせる環境になるように、これからも皆様と一緒に猪名川町の特別支援教育を更に充実させていきたいと思います。
皆様との出会いに感謝いたします。

第25回猪名川町特別支援教育公開講座の様子

 

特別支援教育公開講座

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