現在の場所

第79話 猪名川町域の電気敷設

更新日:2014年5月1日

 灯火親しむ候となりました。電気の恩恵を当然とする現在の私たちですが、猪名川町域に電灯が初めて灯されたのは大正初期のことでした。
 『電気事業要覧(逓信省電気局編)』によれば、中谷村は大正4(1915)年に既給電区域となっています。
 広根では大正5年11月から翌年2月に第1期工事が行われ、50戸に初めて電灯が敷設されました。それまでのランプ生活は火屋磨きなどが必要で手間のかかるものでした。スイッチを入れるだけで明るくなる電灯は、人々に感動を与えたことでしょう。しかし、当時はまだ「10燭1灯、平均点灯時間2.5時間」程度で、生活が変わる程ではなかったようです。電力は猪名川水力電気株式会社の、現在は一庫ダム湖底にある大路次川と田尻川の出合いにあった水力発電所などから供給されていました。
 なお、六瀬村では大正8年1月に羽束川電気株式会社の小柿水力発電所から給電が開始されました。昭和39年、杉生山仁地区で町内最後の電気敷設が行われました。 (写真:杉生山仁地区に電灯が灯る様子) 

《読み方》猪名川町域の電気敷設=いながわちょういき の でんきふせつ、灯火親しむ候=とうか したしむ こう、恩恵=おんけい、灯され=ともされ、大正初期=たいしょうしょき、電気事業要覧=でんきじぎょうようらん、逓信省電気局編=ていしんしょう でんききょく へん、既給電区域=き きゅうでん くいき、火屋=ほや(ランプなどの火を包むガラスの部分)、磨き=みがき、10燭1灯=じっしょくいっとう、一庫ダム湖底=ひとくらだむ こてい、(現川西市。知明湖底)、大路次川=おおろじがわ(現川西市)、田尻川=たじりがわ(現川西市)、出合い=であい(河川などの合流地点。一庫ダムの所には“出合”という地名や“出合橋”があった。)、羽束川電気株式会社=はつかがわ でんき かぶしきがいしゃ、小柿=こがき(現三田市)、給電=きゅうでん、杉生=すぎお、山仁=やまに
 

(写真)杉生山仁地区に電灯が灯る様子

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