猪名川郵便局と大型商業施設の間を入ると白金2丁目・3丁目の境界に「四季彩の径」が続きます。この散策路の中程に、近郊で産出した珍しい黒御影石で作られた「金山モニュメント」があります。
これは、猪名川町と昭和63(1988)年に姉妹都市提携をしたバララット市(オーストラリア・ビクトリア州)が金山で栄えたことから、「金」のシンボルサインである太陽をモチーフとして作ったものです。
四季彩の径の最奥部には「銀山モニュメント」が建てられています。多田銀銅山の中心地であった猪名川町をあらわすもので、「銀」の象徴として月をモチーフとしています。 ふたつのモニュメントは、姉妹都市それぞれの歴史と友好をあらわすものとして、平成3(1991)年に向い合う軸線上に設置されました。
散策路には四季折々の木々や花が植えられベンチや東屋もあります。19世紀に最盛期を迎えたバララット市の金山や、千年の歴史を誇る多田銀銅山を思いながら、ゆっくりと散策されてみてはいかがでしょうか。
《読み方》
四季彩の径=しきさいのみち、散策路=さんさくろ、黒御影石=くろみかげいし、姉妹都市提携=しまいとしていけい、東屋=あずまや
(写真:銀山モニュメント(四季彩の径))