更新日:2014年5月1日
紫合の高台に建つ県立猪名川高等学校は、昭和50年4月の開校以来30年になります。この開校には、長年の住民の熱意と尽力がありました。
昭和23年、新制高校が誕生し、翌年4月に学区制が施行され、旧制中学校・女学校を持たなかった本町域は県立伊丹高校の区域に入りました。しかし、町域中心部から22キロメートルの距離がある伊丹高校や20キロメートルの有馬高校などへの通学は大変で、下宿する生徒も多く時間的・体力的・経済的負担は大きかったのです。
同23年、定時制の県立川西高校設立により、中谷分校と六瀬分校が中谷小と六瀬中に併設され、同37年には両分校が合併(猪名川分校)、現ゆうあいセンターの敷地に独立校舎で開校し、全日制への第一歩を踏み出しました。
同39年には全日制の伊丹高校猪名川分校となり、同50年待望の独立した全日制の県立猪名川高等学校が誕生、9月には紫合へと移転し、永い分校時代は終わりを告げたのです。(写真:猪名川高校)