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第60話 八阪神社の石造水盤

更新日:2014年5月1日
 

大野山の西麓には美しい棚田に囲まれた柏原八阪神社があり、鳥居をくぐる手前に手水鉢として使われている大きな石造水盤があります。
昭和63(1988)年3月6日、この水盤に銘文が書かれているのがわかりました。「沙弥浄蓮為三十三ケ年応安三年三月一日」とあり、南北朝時代の応安3(1370)年に浄蓮という僧の三十三回忌供養のために作られたと思われます。
石造水盤に銘があって製作年代がわかるのは全国でも珍しく、これは町内最古の石造物となります。
また、当時は手水鉢ではなく、身を清めるのに使ったのか、焼き石を入れて水を温めて蒸し風呂に使ったのでは、という説があります。
この水盤が、当初からここに置かれていたのかどうかは不明ですが、神仏習合の中で、浄蓮という僧の後生を祈る気持ちと共に長い年月を過ごし、現在は参詣の人々を清める手水鉢として活躍しているのです。(写真:八阪神社の石造水盤と棚田・柏原地区)

《読み方》
石造水盤=せきぞうすいばん、大野山=おおやさん、西麓=せいろく、棚田=たなだ、手水鉢=ちょうずばち、銘文=めいぶん、沙弥=しゃみ(僧のこと)、浄蓮=じょうれん、応安=おうあん、石造物=せきぞうぶつ、身を清める=みをきよめる、焼き石=やきいし、蒸し風呂=むしぶろ、神仏習合=しんぶつしゅうごう、後生=ごしょう(生まれ変わっての世)
 

(写真)八阪神社の石造水盤と棚田・柏原地区

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