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第72話 六瀬村地誌(1)

更新日:2014年5月1日

明治41(1908)年に編集された「六瀬村地誌」という書があります。これは大島小学校の前身である六瀬第二尋常高等小学校の高等科3年生7人と4年生7人、卒業生1人の計15人が、教師の指導のもとに自分達の郷土の歴史や風俗、地理などをまとめたものです。同校は、明治33年に猪名川校から六瀬第二尋常小学校と改称、同36年4月に高等科を設置し尋常高等小学校となり、8月に裁縫学校を併設しました。
この年は校舎改築10周年にあたり、9月には、児童作品展や花火の打ち上げ、校庭にはたくさんの飾り物と盛大に記念祝賀会を開催し、他郡からも見物客が訪れました。「六瀬村地誌」の編集も記念事業の一環だったのかもしれません。
この書物の最初には六瀬村名の起源として、清水の広瀬、仁頂寺の鳴瀬、島の柿ヶ瀬、西畑の柿ヶ瀬、杉生の雲ノ瀬、鎌倉の渡瀬の6瀬から村名ができたと紹介しています。
(写真:杉生の雲ノ瀬地区)

《読み方、注》
六瀬村地誌=むつせそんちし、尋常高等小学校=じんじょうこうとうしょうがっこう、六瀬村名=むつせそんめい、仁頂寺の鳴瀬=にじょうじのなるせ 

(写真)杉生の雲ノ瀬地区

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