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第82話 小正月と「とんど」

更新日:2014年5月1日
 

 1月15日は小正月です。おおむね関東では松の内は1月7日まで、関西では15日までとして、「しめ縄(標縄・注連縄・七五三縄)」や「門松」などを「とんど」で焚き上げます。燃やした書き初めが高く舞い上がれば習字が上達するとか、焼いたお餅は神棚にあげた後食べると無病息災でいられるといいます。
 「とんど」は宮中の正月行事の三毬杖(左義長)が民間に伝わったものといわれ、魔を払う行事です。
 猪名川町内でも青竹を組み上げた勇壮な「とんど」が各地域でみられ、竹のはじける音の多さ、強さがその年の吉兆をしめします。
 また宝来さん(蓬莱山)という正月飾りの米を使った小豆粥を食べます。これは邪気を払い健やかな成長を促すものとして樹木に供えるところもあり、この日が成人の日とされていたのもうなずけることでしょう。(写真:楊津小学校で行われた昨年の「とんど」の様子 )

楊津小学校で行われた昨年の「とんど」の様子

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