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現在の場所

第11話 猪名川町の城跡

更新日:2014年5月1日

枯草の間から新芽が背伸びをする季節です。町内には、高い山や低い山が多くありますが、その内9カ所の山には、その昔城が築かれていました。
北から、杉生城、若城(島)、愛宕山城(清水)、笹尾城、木間生城、三蔵山城(木津)、木津城、西峰城(阿古谷)、銀山城です。作られたのは室町時代頃ですが、なかには銀山城のように平安時代末と伝えられている所もあります。砦のような、小規模の簡素な城でしたが、西峰城を除いた8カ所では、今もその名残を感じることができます。城にまつわる伝説では、銀山城の戦いの折、竹の皮を裏向けに城壁に張り敵が登るのを防いだ話や、落城の際、金鶏を抱き井戸へ投身したので、今も元旦には井戸あとで鶏が鳴くという話があります。また三蔵山城には、悲恋の佐保姫伝説や、山頂に見えるというドクロの話、大蛇がいるという話が今もささやかれています。(写真:木間生城があったとされる宮山) 

(写真)木間生城があったとされる宮山

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