更新日:2014年5月1日
待ち望まれてオープンした「多田銀銅山悠久の館」が開館1周年を迎えました。
猪名川町最大の歴史遺産“多田銀銅山”の中心地にあって、歴史的資史料を展示する同館には、予想を上回る来館者が訪れています。
館内でひときわ眼を引く資料に江戸時代に描かれた3枚の絵図の複写パネルがあります。交流スペースにあるパソコンでは、これらの絵図も使った情報閲覧システムなどを見ることができます。
銀山町を描いたこの3枚の絵図と、発掘調査の進む銀山地区の「多田銀銅山遺跡」との一致点がかなり確定されてきました。また、絵図にない遺跡や旧道も確認され、往時“銀山三千軒”と言われた賑わいの全容が少しずつ解明されようとしています。
悠久の時を感じる散策の折、現地調査の担当者に会われたら、支障のない程度で声をかけてみてください。最新の情報を聞けることでしょう。(写真:多田銀銅山悠久の館・銀山地区)
《読み方》
多田銀銅山遺跡=ただぎんどうざんいせき、悠久の館=ゆうきゅうのやかた、歴史的資史料=れきしてきししりょう(考古学的資料や文献史料など。史料とは文献など)、絵図=えず、往時=おうじ、賑わい=にぎわい、全容=ぜんよう、解明=かいめい、散策=さんさく、