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松尾台幼稚園の特別支援教育についてCSSTの取組み

クラスワイドで行うソーシャルスキルトレーニング(CSST)

松尾台幼稚園では、人とかかわる力、コミュニケーション力をより高めていくことをねらいとし、スキルトレーニングを行っています。

CSSTのねらい

 

  • コミュニケーションのスキル(聞く力、話す力、人と上手くかかわる力)を学び、友達とのかかわりを増やす。
  • スキルを学び、集団生活における社会性を養う。

 

就学を意識しながら、日々の生活の中でゆっくりと取組んで行けるよう、3回のスキルトレーニングを設定しています。

  第1回:上手な聞き方
第2回:あたたかい言葉がけ
第3回:質問・お願い名人

CSSTの導入: 予告状「私の名前はトランクです。」

ある日、謎の予告状が届きました。
「かっこいい年長さんになるため」には、「3つの修行」が必要だというのです。
そして、予告の数日後には。。。。。。
一人一人に当てた、グループカードが届きました。知らないうちに届いていたカードに、子ども達はびっくり。

予告

カード

 予告の日を楽しみに、カレンダーを見て過ごしていました。

第一回CSST 「上手な聞き方」

「先生ー、ぞう組のお部屋にトランクさんが来たよ。。。」
トランクさんとは一体何者なのでしょうか??

その正体は。。。。。
 

トランク1

黒いトランクの中には、動物の人形と先生達に宛てた指令書が入っていました。
わくわくしながら、トランクを覗き込むみんな。
さぁ、修行のスタートです。

指令書に沿って、人形劇を見ます。
内容は、お話を聞いていなかったぞうさんが、みんなと遊べなくなってしまう話です。
子ども達 「ぞうさん、困ってるね。」 「ちゃんと、聞いてなかったからだよね?」

そして、どうすればお話を聞くことができるのか??上手に話を聞くには、4つのコツがあることを知らせ、みんなで考えました。

実際に体験しながら、どうすればしっかり聞けるのか考えます。
4つのコツ 

  1. 相手にからだを向ける
  2. 目を見て聞く
  3. やっていることをやめる
  4. うなづいて聞く

4つのコツ

実際にやってみよう。
4つのコツを使って聞けるかどうか、まず一人のお友達に挑戦してもらいました。
上手く出来ていたので、みんなはOKサインです。

そして、グループに分かれて全員が挑戦します。
全員が、コツを使えたところで修行終了です。

一人ずつほごうびシールを貼って、表にポイントをためていきます。

この日をきっかけに、「聞く姿勢」を意識する幼児が増え始めます。
教師は機会を捉えて、「修行をしたから、上手に聞けているんだね」と褒めるようにします。
子ども達の意識を高めつつ、徐々に定着を図っていきます。

第二回CSST 「あたたかい言葉がけ」

またまた、数日前に予告状が届きました。
カレンダーを見ながら、その日を楽しみにするみんな。

今回も、指令書に沿って人形劇を見ました。 「魔法のふわふわ言葉」というタイトルです。
お腹が痛くなったぶたさんに、友達の動物たちが声をかけます。

「だれのふわふわことばで、ぶたさんのお腹痛が治ったのでしょう?」
子ども達なりに、考えながら劇を見ました。

「ふわふわ言葉ってどんな言葉?」の問いに。。。。
子ども達は、「ありがとう。とか」 「大丈夫?もだよね。」 「嬉しくなる言葉のことかなー?」
「ちくちく言葉で言われたら嫌だよね。」

前回同様、実際にシュミレーションしながら4つのコツについて考えを出し合います。

4つのコツ

  1. あいてに近づいて話します
  2. 目を見て言います
  3. 相手に聞こえる声でいいます
  4. ふわふわ言葉でいいます

あたたかい言葉がけ

4つのコツを使って、実際にやってみよう。
話す役と、見る役に分かれて、代表のお友達が挑戦です。
子ども達「○○ちゃん、頑張って!」 先生「それも、ふわふわ言葉だね。」
上手く出来ていたので、みんなはOKサインです。 

今度は、グループに分かれて全員が挑戦します。
教師がお腹が痛くなる役をし、子ども達がふわふわ言葉を考えます。
 子ども1「保健室に一緒に行こう。」
 子ども2「どこが痛いの?なでなでしようか?」
 子ども3「手をつないで先生のところに一緒に行こう?」  様々な言葉が飛び出します。
全員ができたので、今回もごほうびシールをもらいました。

 

 今回は、お腹痛の人に声をかける場面について行いました。
しかし、これができたからと言って急にふわふわ言葉が増えるわけではありません。
重要なのは、「こんな場面では、友達にどんな声をかけたらいいかな?」と子ども達なりに考えさせることです。

CSSTを実施するにあたって、必ず毎回学級懇談を通じて保護者に趣旨を説明しています。
家庭でもふわふわ言葉を意識していただき、上手く言えなかった時には、保護者と共に「相手に伝わる言い方」を考えてもらえるよう協力いただいています。

第三回CSST「質問・おねがい名人」

ついに最後の指令書が届きました。「質問・おねがい名人」と書かれています。

ある日、ぞう君がカバンの中に知らないお手紙が入っていたことに気が付きます。

けれどその手紙をどうすればよいかわからず困ってしまいます。

そこで質問するときのコツを知り、それを使いながら質問にチャレンジします。

4つのコツ

1.相手に聞こえる声で、目を見て質問する。

2.相手の名前を言います。

3.都合を聞きます。

4.お礼を言います。

 

4つのコツを使いながら、みんなの前で発表したり、グループに分かれてコツの使い方を練習しました。「あ、都合を聞くの忘れた!」「○君がうまくコツを使えてたよ」

コツが頭に入っていても実際に使いながら質問するとなると少し難しいようです。

 

教師や友達に話しかけるとき、ついつい話の合間でも言葉をはさんで話し出してしまう

子どもがしばしばいます。このコツを使うことで相手の様子に気づかいながら、

自分の気持ちを伝えることができるようになってほしいと思います。

最後の手紙

3月15日、トランクさんから最後の手紙が届きました。

3回の修業をがんばった子どもたちはトランクさんから最後のプレゼントを受け取ります。

しかし、プレゼントの場所がクイズに!

ヒントをよ~くきいて考え付いた場所は・・・

 

 

なかよしルーム!!

なんと、プレゼントの中身は小学校への特急券だったのです!!

 

みごと、トランクさんに認められた年長さん。

これからもトランクさんから教えてもらった3つの修業やコツを思い出しながら

小学校でも頑張ってください。

 

 

 

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