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平成29年度地域リーダー養成研修「わたしたちの手で地域を元気に!!」を開催しました!

2月3日(土曜日)、中央公民館視聴覚ホールにおいて、「平成29年度 地域リーダー養成研修」を開催しました。こちらは、地域づくりに興味・関心のある方を対象に、まちづくりの手法を学び、住民間のネットワークを強化することで地域力の向上をはかることを目的としたものです。

今回、講師として、近畿大学総合社会学部教授の久 隆浩氏、生駒市のいこママまるしぇ実行委員長の佐村 佐栄子氏をお招きし、「わたしたちの手で地域を元気に!!」をテーマに講演いただきました。

 

 

講義「わたしたちの手で地域を元気に!!」 佐村 佐栄子氏(いこママまるしぇ実行委員長)

ベビーダンスの講師をしているとき、ママたちの悩みを聞く中で、ママたちの大変さを感じていた。「ベビーカーでパン屋や雑貨屋に入ろうとしたらお店の人に嫌な顔をされた。」「整体に行きたいけど子どもがいると電話予約さえできない」という声を聞くこともあった。そういう時、趣味でネイル、雑貨作りをしている人たちや、自分と同じようにママの力になりたいと思っている人たちと何かしたら、ママのためになるかもしれないと思ったのが、佐村氏が地域活動をしようと思ったきっかけである。

佐村氏が実行委員長をつとめる「いこママまるしぇ」は、第3木曜日に生駒駅前の「ベルテラスいこま」で開催されており、子ども服の交換会、雑貨販売、キッズコーナーに加え、ママたちの癒しのためにネイル、整体、カイロプラクティック等が行われている。

現在は、生駒市・いこママまるしぇ・スターバックスコーヒーが共同となって「いこママCafe」が第2水曜日に開催されている。「いこママCafe」ではスターバックスコーヒーでママたちが参加できるワークショップが行われており、非常に好評のイベントである。

また、「ママたちの居場所」として毎日通える親子教室「おやこじかん」が開講されている。「申し込まなくても毎日ふらっと行ける、ママたちの居場所を作りたい。」と思ったことが「おやこじかん」を作ろうと思ったきっかけである。「おやこじかん」は築45年の古い住居を借りてスタートした。子どもが遊べるスペースにするために改修等が必要な状況だったが、業者へ依頼するには高い。そこで、まわりの方々とともに、養生・ペンキ塗りを行い、子どもでも安心して通えるスペースにした。今後は、空き家対策・女性の働き方改革も兼ねて「おやこじかん」を生駒市内のあらゆる場所に作るのが佐村氏の夢である。

「ママたちが元気なら地域は絶対楽しくなる!」ということが地域活動をする上での佐村氏のぶれないテーマである。

佐村氏の講義を受け、久 隆浩氏(近畿大学総合社会学部教授)より

地域活動をしていく上で、「ゆるやかなネットワークをどのように動かしていくか」ということが大切である。今までは「しっかりとした組織があればしっかりと活動ができる」と思われることが多かったが、「ゆるやかなネットワークによっていろいろなことが生まれてくる」ということを、佐村氏の話を聞いて気づいてもらえたらと思う。しかし、「ゆるやかなネットワーク」の中でもしっかりとしたものが一つだけ必要である。それは、「こういうことを実現したい」、「こういうまちにしたい」という「思い」である。

地域活動をしていくにあたって、役割を決めてしまうとその役割以外の人は動かなくなってしまうことが多い。役割分担をしない方が、みんながゆるやかに手伝える。

佐村氏は「場づくり」「機会づくり」をしており、これは「中間支援」と言う。中間支援は向いている人と向いていない人がいて、佐村氏のような方は中間支援に向いている人。また、「自分がしたい人」は中間支援に向いていないと言える。「自分がしたい人」は自分がしたいこと中心にやってしまい、結局は破たんの原因となる。

佐村氏のように、「みんなの笑顔のために動く」ことは重要なことである。営利目的や、自分のためにやるとうまくいかない。

また、「自分ができない人」はリーダーに向いていると言える。できないからまわりの人に手伝ってもらいやすい。

地域活動は、「既存の組織と一緒にやる」という方法と、「呼びかけて共感してもらえる人と一緒にやる」という方法があるが、佐村氏の場合は後者である。この場合、集まってくれる人がどういう人かということがポイントである。「お客様」でない、「私がやる」という人と一緒にするとうまくいきやすい。また、「手伝ってくれませんか」ではなく「やってみませんか」という呼びかけをすることが重要である。

地域活動を始める当初は大変なことも多いが、これは「自転車乗り」と同じである。自転車乗りも、スタート時は重い(大変だ)が、それを乗り越えればスムーズに行く。最初だけでやめてしまうとしんどさのみが残ってしまう。

また、いこママまるしぇは企業からも協賛をいただいているが、企業とはメリットを求めるものである。「子育て層がこれだけ集まっている」ということを企業に伝えることによって、企業からは「子育て層にPRできるチャンス」であると考えてもらいやすい。このように、協賛をお願いする際、企業にどれだけメリット・利益があるか、どれだけPR効果を感じてもらえるかを提示することもひとつのテクニックであると言える。

研修参加者からの声

研修を終え、参加者からは、「自分も地域のために何かできるのではないかと思いました。」「今後のまちづくりの参考になりました。」「子育て中でも何かできないかと思っていたので、今日のお話はとてもよかったです。」など、たくさんの前向きな感想をいただきました。

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