田植えの季節を迎え、JA兵庫六甲猪名川営農支援センターでは、水稲の生産が4月8日から、出荷が同21日から始まっています。
同育苗センターでは、昭和62年から苗を生産・出荷しており、現在では猪名川町内のほか、川西、伊丹、西宮、尼崎の農家計約750戸の注文に応じて苗を育てています。品種はコシヒカリ、キヌヒカリ、ヒノヒカリ、ハリマモチで、今年も昨年と同様に苗箱(プラスチック製、60センチメートル×30センチメートル)約45,000箱分を出荷する予定です。
土を敷いた苗箱へ水に浸した種もみをまき、室温を32度に保った発芽室で3日間かけて発芽させます。さらに緑化室と呼ばれる温室に移して4日間育てた後に出荷されます。
出荷された苗は、阪神地域北部では5月中旬~下旬頃までに、南部では6月初旬~中旬頃までに田に植えられます。