8月28日(水曜日)、猪名川小学校を舞台にして「ミニトライアスロン大会」が開催されました。
今年で4回目を迎えるこの大会は、小学生に「あきらめない心、粘るこころを育てよう」という思いから、同大会実行委員会(宮東豊一実行委員長)が主催し、猪名川町・猪名川町教育委員会の後援により開催しています。
猪名川町は、トライアスロンの練習環境に適しているとのことから、トライアスロンチーム「チームブレイブ(代表八尾 彰一さん)」が町内を活動拠点としており、バイク(自転車)を爽快に走らせている選手たちの姿を目にする機会も多くあります。このような縁から、同チームに所属する選手が指導をするなどの協力を得て、町のボランティアスタッフによって大会を開催しています。
この大会は、「ゴールすること」を目標としていることから、順位はつけず、年齢やレベルに合わせて15人前後が9チームに分かれ、チームごとに競技に挑み、チーム全員での完走を目指します。
開会式直後には、チームごとにリーダーを含めたミーティングを行い、チーム名とチームの目標を決めました。
写真左より=田山寛豪選手、杉本宏樹さん
過去最多の162人の参加となった今大会では、アテネオリンピックをはじめ、3回のオリンピック出場経験をもつトライアスロン競技日本代表の田山寛豪選手(写真左)と共に世界大会でも活躍した杉本宏樹さん(写真右)による、デモンストレーションが行われ、場内の観客は2人の真剣勝負に釘付けでした。
グラウンドを走り抜ける2人のスピード感や迫力に圧倒されるスタート直前の子どもたちは、本物のレースに大いなる刺激を受け元気いっぱいにスタートし、162人全員が完走することができました。
「全員完走!」を掲げて挑んだレースでは、自分がゴールした後でもチームメイトが走っていれば応援するなど、「走り切ること」だけではなく「仲間を思う気持ち」なども大切にしています。
夏休みの最後にそれぞれの目標を達成した子どもたち。達成感から、自分に自信を持つことで成長し、たくましくなった表情で2学期を迎えるのではないでしょうか。
トライアスロンは「生涯スポーツなんです」と話してくださったのは、杉本さん。
「トライアスロンは、水泳・自転車・マラソンと、身近にある有酸素運動からスタートすることが出来ますから、気軽な気持ちで、多くの人に参加してほしいです。この、ミニトライアスロン大会は、距離設定なども子どもたちには最適で、体力アップ、精神力アップには最高の大会。今後も、このような大会が各地で開催されることを願っているし、普及に努めていきたいです。」とのことでした。
関係者は、「ここから未来のオリンピック選手が育てば。 」と期待に胸を膨らせています。