猪名川町では、平成28年度末に開通予定の新名神高速道路をまちづくりに活かすため、インターチェンジから程近い町有地を産業拠点地区と位置付け、民間活力による産業団地の形成により猪名川町における産業振興や雇用機会の確保など地域経済の活性化をめざしています。
このたび、本地区のまちづくりを具体化するため、民間事業者から町有地を活用した事業提案を募集したところ、2者からご応募をいただき、猪名川町産業拠点地区活用優先交渉事業者選定委員会による審査を経て、下記のとおり優先交渉事業者を決定しました。
2者(いずれも、資格審査及び1次審査を合格した。)
(代表法人)
名称:蔵王特定目的会社※
本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番3号東京ビルディング
(構成員)
名称:株式会社オオバ
本社所在地:東京都目黒区青葉台四丁目4番12号
※プロロジスが設立した特定目的会社
(1)事業方針
・新名神高速道路の整備により広域交通アクセスが飛躍的に向上し、近畿都市圏を広範囲にカバーできる立地に、プロロジスが最新鋭の物流施設集積拠点を開発し、運営する。
・物流産業の集積を通じ、職住近接の活力あるまちづくりを実現する。
(2)事業計画
・事業区域面積:約452,000平方メートル
・施設用地面積:約148,500平方メートル
・計画建物:5棟(マルチテナント型1棟及びBTS(ヒ゛ルト゛・トゥ・スーツ)型4棟)
・延床面積:約265,850平方メートル
(3)事業スケジュール(予定)
・平成28年度:開発許可等手続き
・平成29年度~平成31年度:造成工事
・平成31年度~平成36年度:建築工事(5棟を順次着工)
・平成37年度:施設整備完了(予定)
(4)イメージパース
提案内容は、提案者の企業グループが自ら賃貸型物流倉庫を開発・建設し、テナント企業の誘致から管理・運営まで一貫して行うもので、十分な実績と経験に基づく提案であり、事業の実現性・継続性が高く評価できる。
商品の生産・流通の最終拠点として加工・発送を行う最新鋭の物流施設の集積拠点を形成し、職住近接の活力あるまちづくりを目指す等、本町の上位計画とも整合したものである。
提案においては、周辺競合地との比較分析のほか、地区内のみならず地区外への影響の観点も含め、造成・防災・交通・環境・景観などについてバランス良く検討されており、的確で具体性の高いものとなっている。
本町のまちづくりへの貢献をコンセプトに、自社物件の実績に基づいて雇用創出や税収等の効果、事業活動を通じたさまざまな地域貢献等を提案しており、高い効果と実現性が期待できる。
以上、総合的に判断し、優先交渉事業者として決定したものである。
事業提案を公募型プロポーザルにより選定するため、学識経験者等で構成する「猪名川町産業拠点地区活用優先交渉事業者選定委員会」を設置しました。
選定委員会においては、町長からの諮問に応じ、募集要項や審査基準について審議するとともに、提案者から提出された提案書等について書面審査、提案者のプレゼンテーション及びヒアリングを行い、審議・審査が行われました。
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