木津から林田に通じる津坂トンネルのことです。
明治14年(1881)に柏原村の福井伊之助が工事費1,175円で請け負ったのですが、固い岩盤、所々にある軟岩の崩壊で、大変な難工事となり、工費の不足は柏原の人達が私財を投げ打って完成させ、明治の隠れた偉業といわれました。
別称「くろまんぷ」の元となった岩肌は、現在コンクリートで固められ見えませんが、周囲の様子から当時の苦労をしのぶことができます。
石製トンネルで現在も使用されているものの中で、日本最古とも言われています。
阪急バス:木津上下車 西へ徒歩5分
ふれあいバス:木津上、もしくはふるさと館下車 西へ徒歩5分
-
県道川西篠山線を北進し、杤原バス停を過ぎると、両側に切り立った擁壁があります。その右側のこんもりした山が「あかまんぷ」の跡です。レンガ作りのため、あかまんぷと呼ばれた杤原トンネルは、明治42年12月に完成しました。