第11回猪名川町特別支援教育公開講座
7月27日（金曜日）、文化体育館小ホールで「第11回特別支援教育公開講座」（主催：教育委員会）が開催され、町内外から、保護者などの地域住民や学校・園の教職員など180名が参加しました。
この講座は、
- 発達障がいや特別支援教育への理解を深めること
- 学校・園や地域・家庭で子どもたち一人一人に応じた支援ができるようになること
この2つをねらいとして開かれたものです。
今回はNPO法人 発達障害を考える会・TRYアングルの宇和川 美保さんを講師として、「発達障害を考える」～学校・家庭・地域でできること～をテーマに講演が行われました。宇和川さんは、NPO法人 発達障害を考える会・TRYアングルの理事長として、発達障がい児・者とその家族・関係者に対して、さまざまな支援、情報提供を行っておられます。そして発達障害の理解についての普及・啓発等に努められています。また、兵庫県LD親の会「たつの子」代表、兵庫県特別支援連携協議会委員などを経て、現在、伊丹市特別支援連携協議会委員、伊丹市人権教育指導員、伊丹市福祉センターピアカウンセラーを務められ、行政との連携を深めておられます。
講演は、宇和川さんのお子さんの生い立ちから始まり、小学校、中学校で先生や友達とのかかわりのなかで体験したことをお話しくださり、参加している教師や保護者に適切なアドバイスをしてくださいました。また、参加者が実際に画数の多い漢字を視写したり、聞いたイメージを絵に表したりすることで、書くこと講師 宇和川 美保 氏や想像することの困難さがどういうものかを体験し、支援するときの工夫等を教えてくださいました。
参加者がそれぞれの立場で取り組んでいく活力を生み出す講演となりました。
参加者からは、「母親の立場から子育ての声を聞くことができました。自己肯定感がもてるよう心掛けたいと改めて思いました。」「お子さんが自立し始めている話を聞くと、希望がもてました。」「今までのこと、これからのことを考える機会となりました。やはり責任ある仕事（教師）なのだと気がひきしまり、また頑張っていこうと思います。」など、これから取り組むべき方向を示唆してもらえた喜びの声がたくさんありました。
