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第12回猪名川町特別支援教育公開講座

(写真)第12回猪名川町特別支援教育公開講座

 11月23日(金曜日・祝日)、文化体育館小ホールで、第12回特別支援教育公開講座「猪名川町特別支援教育フォーラム」(主催:猪名川町教育委員会)が開催され、町内外から、保護者などの地域住民や学校・園の教職員、学童保育指導員など、約120名が参加しました。
 この公開講座は、

  1. 発達障がいや特別支援教育への理解を深めること。
  2. 学校・園や地域・家庭で子どもたち一人一人に応じた支援ができるようになること。

この2つをねらいとして、平成19年から開かれているものです。

 「猪名川町の幼稚園・小学校・中学校における特別支援教育」と題したシンポジウムでは、川西市立川西養護学校の森 吉史教諭がコーディネーターを務め、3人のパネリストが実践発表を行いました。松尾台幼稚園の大森 幸恵教諭からは、身体づくりを通して、子ども達の発達段階での課題を明確に捉え、支援していくことの大切さについて報告されました。また、阿古谷小学校の辻 佳代子教諭からは、個別支援による子どもの変容や関係機関との連携の大切さについて報告されました。そして、中谷中学校の林田 修輔教諭からは、今までの特別支援教育に関する一定の成果と現在の課題解決に向けての学年での取組について報告がなされ、「早期対応が子ども達の人生を180度変える」ということを力説されました。
 猪名川町の幼稚園、小・中学校の取組の成果とともに、継続して特別支援教育に取り組むことの重要性が改めて確認されたフォーラムでした。

 シンポジウムの後には、「行動支援 気になる子どもの理解と支援~マルチアレンジングサポートのすすめ~」というテーマで、くらしき作陽大学の橋本 正巳教授の講演が行われました。子ども達に望ましい行動を形成していくためには、「気になる行動を減らす」のではなく、「適切な行動を増やす」ことが支援の基本であることやうまくやれなかった時に「叱る」のではなく、適切な行動の仕方を教えていくことなど、具体的な事例を交えながらご教示いただきました。
 公開講座後のアンケートの中には、「いかに問題意識をもち、子ども達の様子を見て、早期に問題に気付き、早期に対応していくことが大切かわかりました。」「それぞれの立場・役割は違っても、支援をしていこうという気持ちは一緒なので、今まで以上に連携していきたいという気持ちになりました。」などの感想や橋本教授の講演について、「もっと話が聞きたかった。」という意見もたくさん寄せられました。

(写真)第12回猪名川町特別支援教育公開講座

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