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第69話 木炭製造と炭団

更新日:2014年5月1日
 

江戸時代の猪名川町は「銀山付村々」として、多田銀銅山で消費される食料や燃料を供給していました。
江戸時代後期には、江戸で塩原太助が木炭の粉に海藻を混ぜ固めた炭団を発明し大ブームとなりましたが、町内では製造の記録はありません。余剰木炭は池田の炭問屋を通じて「池田炭」として流通し、また京都へも販売されていました。
近代になって、大正5年の池田炭製造状況の記録では、製造戸数六瀬村30戸・中谷村28戸で、切炭5万貫を産出しています。これは東谷・西谷村を含めた4カ村の産出量の40パーセント超を占め、盛況だったことがわかります。 また、大正11年には笹尾に六瀬製炭株式会社が設立され、炭団の製造販売を昭和30年頃まで行いました。
昭和14年の兵庫県工場通覧には杤原に2軒、笹尾と仁頂寺に各1軒の炭団製造工場が掲載されています。
燃料革命によって木炭・炭団は家庭の日常から姿を消して行きました。
(写真:現在は畑になっている六瀬製炭株式会社跡・笹尾公会堂付近)

《読み方、注》
銀山付村々=ぎんざんつきむらむら、塩原太助=しおばらたすけ、炭問屋=すみどんや、池田炭=いけだずみ、切炭=きりずみ、5万貫=ごまんがん、六瀬製炭=むつせせいたん、兵庫県工場通覧=ひょうごけんこうじょうつうらん、杤原=とちはら、仁頂寺=にじょうじ
 

(写真)現在は畑になっている六瀬製炭株式会社跡・笹尾公会堂付近

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