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第96話 近代の産業「醤油」と「木炭」

更新日:2014年5月1日
 

  昭和中期までは、農村部の特色である自給自足的生活の色合いが濃かった猪名川町域では、味噌・豆腐・緑茶などの自家生産も多く行われ、醤油を作る家もありました。
 明治政府は明治4年(1871)醤油税を創設して醤油醸造業者に課税、同32年からは個人にも課税し、この醤油税は大正14(1925)年まで存続しました。
 『明治7年各区物産表(兵庫県)』では、中谷村2205円余、六瀬村120円余の醤油生産高がありますが、大正10年の『中谷村村勢要覧』には「大正2年以前ハ営業者ナシ」とあり、自家用の醸造高と推定されます。
 大正3年中谷村に村治醤油醸造が誕生、生産量は年々増加し、郡内の約4パーセントを生産していましたが、昭和8年(1933)には生産量6割減となり減産が続きます。他産醤油の進出が原因と思われます。
 近代の薪炭生産は前記『物産表』では町域林産物総額の約83パーセントを占め、中谷村が町域薪炭生産全額の約93パーセントを占めていました。
 大正5年には池田炭の産地東谷・西谷・中谷・六瀬の産額の40パーセント強を中谷・六瀬両村で産出しました。 

《読み方》 
醤油=しょうゆ、木炭=もくたん、各区物産表=かくく ぶっさんひょう、中谷村村勢要覧=なかたにむら そんせいようらん、村治醤油醸造=むらじ しょうゆ じょうぞう(柏梨田にあった)、
他産=たさん、薪炭=しんたん、林産物=りんさんぶつ

(写真)自家用醬油製造許可証(中前磐文書)
 

(画像)自家用醬油製造許可証

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