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現在の場所

第2話 史跡を今に伝える大野山

更新日:2014年5月1日

猪名川の源流が流れ出す大野山は町内最高峰の山です。縄文土器が発見されたこの山には、平安時代、源満仲が多田庄の北限をここに定めた時、馬の足跡がついたといわれる「馬蹄七つ石」が今も残ります。
また、その昔には「ひえの山」とも呼ばれており、”日吉の山“”比叡山“との共通性や、古文書に山岳寺院「日光寺」が戦国時代まであったと書かれていることから、霊地多紀連山を背景にした山岳信仰の場であったとも考えられます。
江戸時代には摂津・丹波の国境として、境界争いも度々おこり、馬蹄七つ石や氷柱石などが境界線と決められました。
山の西側には赤ん坊と狼の悲しい伝説を秘めた「赤子石」があります。
現在では天文台もでき、晴れた日には大阪ドームまで見渡すことができる憩いの山となり、7月にはあじさいまつりでにぎわいます。(写真:大野山山頂)

(写真)大野山山頂

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