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第35話 文学の中の猪名川町

更新日:2014年5月1日


『どこまで行っても両岸の岩には枯れ蔓がまといついていた。(中略)「あれか、屏風岩ちゅうのは」私はMの左腕をつついて言った』。これは、木辺弘児著「水果て(1982年初出)」の冒頭部分です。屏風岩そばの総合病院がサナトリウムだった時代の療養生活を濃密に描き、第87回芥川賞の候補となった作品で、療養所の他、竜神の森、阿古谷、一本松山、大井のバス停などが舞台です。療養所を抜け出し、池田へ向かう男女は突然の豪雨に足止めされたバスを降り、山道を行きますが・・・。
ほか、町域や周辺が舞台の篠田節子著「逃避行」、上司小剣の小説などがあります。上司小剣は織田作之助と並び称され、宇野浩二に(大阪弁を小説に使うことでは)『小剣の右にいづるものはいない』と言われた人です。父が多田神社宮司だったため、小学校卒業まで多田で暮らしました。日本有数の小剣研究者大塚節雄氏は町内在住です。(写真:大井のバス停)

《読み方》
枯れ蔓=かれつる、木辺弘児=きべこうじ、水果て=みずはて、初出=しょしゅつ、竜神の森=りゅうじんのもり、一本松山=いっぽんまつやま、篠田節子=しのだせつこ、逃避行=とうひこう、上司小剣=かみつかさ しょうけん、織田作之助=おださくのすけ、宇野浩二=うのこうじ、多田神社宮司=ただじんじゃぐうじ、大塚節雄=おおつかせつお

(写真)大井のバス停

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