生活するうえで困難な状況にある子どもがたくさんいることがわかってきています。「本人の性格」「努力不足」「親のしつけ」だけの問題ではないかもしれません。
猪名川町では、このような子どもたちに対しても、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な支援を行う特別支援教育を推進しています。
松尾台幼稚園では、特別支援教育園内委員会を設置し、特別支援教育コーディネーターの先生を中心に支援のあり方などを話し合い、必要があれば個別の指導計画を作成します。
特別支援教育コーディネーターは、園内及び保護者や関係機関との連絡・調整を行います。
特別支援教育に詳しい相談員が園に来て、幼稚園や家庭でどんな支援をするのがよいかアドバイスする巡回相談をうけています。
すべての幼児にわかる保育をめざして、園全体での取り組みを行っております。
視覚的な支援を行うことで活動の見通しをもつことができ、不安な気持ちがなくなります。
言葉の指示と同時に写真や絵を用いることで、どの子にもわかりやすい説明となります。
言葉あつめなどのゲームを行い、日常生活に必要な語彙を徐々に獲得していきます。
お題を決めて、たくさんの言葉を発見します。
また、リズミカルな言葉や子ども達の心が動かされるような短い詩を読み、
「ゆっくり、はっきり、口を大きく開けて話す」事を意識し、口の体操を行っています。
四つん這い、高這い、転がる、跳ぶなどの基本的な動作である粗大運動を取り入れたリズム遊びを定期的に行います。
など生活に必要な基本的な動きを鍛えます。
学級で行うソーシャルスキルトレーニング(CSST)の取組
子ども達にもわかりやすく、人形劇やモデリングを通じて、人間関係を円滑にする社会的スキルを学ぶことができます。
松尾台幼稚園の特別支援教育についてCSST(クラスワイドで行うソーシャルスキルトレーニング)の取組み