令和3年11月23日から皇居にて執り行われる新嘗祭(にいなめさい)で、町内にお住いの上殿さんが作ったお米が献上されることとなり、献穀に先立って岡本町長に作柄の報告を行いました。
猪名川町から精米の献穀が行われるのは初めてのこととなります。
(猪名川町合併前の旧中谷村を含めると昭和20年(1945年)以来76年ぶりとなります。)
新嘗祭は、五穀豊穣を神々に感謝する宮中行事の一つで、毎年11月23日に天皇陛下が皇居の神嘉殿において新穀を神々にお供えになり、陛下自らもお召し上がりになる宮中祭典の中でも最も重要なものであります。
上殿さんは栽培中に化学肥料や農薬を使わないアイガモ農法によりコシヒカリを栽培しています。
今年は天候もよく病害虫の被害も無かったことから、例年通りに刈取・乾燥作業などを行い、無事に献穀用の精米を準備することができました。
献穀に先立ち上殿さんは「8月の大雨で被害に遭わないか不安な気持ちもありましたが、無事に収穫できて安心しました。新嘗祭献穀米に選ばれたことが町の農業振興の一助になれば嬉しいです」とお話され、岡本町長も「大変名誉なことでありうれしく思います。」と慰労しました。
本来であれば、生産者自らが皇居に赴き献上しておりますが、今年は新型コロナウィルスの影響により、郵送による献上となります。
なお、上殿さんが会長を務めるJA兵庫六甲猪名川アイガモ部会では、献穀用の精米と同様のアイガモ農法で栽培するコシヒカリを「あいがも米」として販売しており、化学肥料や農薬を低減した方法で栽培されていることなどから「ひょうご安心ブランド」の認証も受けています。
「あいがも米」については、道の駅いながわやスマイル阪神(伊丹市)で購入でき、猪名川町のふるさと納税の返礼品にもなっております。
新嘗祭献上米が数量限定で販売されていますので、是非この機会にご賞味ください。