猪名川町水道事業ビジョンのパブリックコメントについて

パブリックコメントの詳細
案件名 猪名川町水道事業ビジョンのパブリックコメントについて
担当課 上下水道課
提出者数 6人
意見件数 19件

計画等を立案した趣旨、目的及び背景

20年間、基金を取り崩して赤字を補てん。

水道事業は、原則水道料金収入で運営経費を賄う(独立採算制)のが原則となっています。水道料金は、河川やダム、地下水など水源の違いや水道管が敷かれた時期、建設費、人口密度などが影響し、1980-90年代、猪名川町の水道料金は都市部と比べて、高くなっていました。

1985(昭和62)年4月に値上げしたのち、近隣市と比較して高かったことから、当時、潤沢にあった基金を活用して、住民に還元すべく、2003(平成15)年4月に、政策的に水道料金を値下げし、以来20年間、基金を取り崩して赤字を補てんしてきました。

2018(平成30)年度に策定した「経営戦略」において、2020(令和2)年3月に31%の値上げを計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、料金改定を見送ってきました。
 

基金が枯渇し、安全・安心な水道水の供給を維持するため、値上げが必要。

人口減少も進み、料金収入が減る一方で、高度成長期に整備された水道管など設備の更新費用もかさみ、将来の基金の枯渇も懸念されています。

2020(令和2)年3月に料金改定を据置きましたが、その後の世界情勢の変化も加味して試算してみると、浄水・送水などに必要な電気代の高騰や人件費、資材費の上昇による費用の増大が影響し、水道事業の経営状況は非常に厳しく、経営基盤の強化は待ったなしの状況となっています。

このため、原則通り給水費用(給水原価)を、水道料金収入(供給単価)で賄うには、54%の値上げが必要となっています。さらに、受取利息など、水道料金収入以外の営業外収益などの収入も見込んで試算し直すと、赤字にならない財政収支を目標として44%の値上げが必要となります。また、急激な水道料金の値上げは、使用者の皆さまの負担が大きいことから激変緩和措置として、2025(令和7)年9月に20%、2027(令和9)年4月に20%の値上げと、2期に分けて水道料金の見直しを行う計画としています。

猪名川町では、これまで職員数の削減や水道施設の有効活用といった経営努力に努めてきました。現在、北部施設の統廃合、近隣市と施設の共同利用を進めるなど、抜本的な経営改善に取り組んでいます。

今後もさらなる経営の効率化や経費の節減等、一層の経営努力を行ってまいりますが、増え続ける老朽管など適切な施設更新を図り、住民の皆さまに安心・安全な水道水を安定して提供してくために、水道事業の具体的な取組み計画を策定するものです。
 

関連資料

猪名川町水道事業ビジョン(概要版)(案)(PDF:8.5MB)

パブリックコメント意見書(猪名川町水道事業ビジョン)(WORD:14.1KB)

意見等の提出期限

募集は終了しました。

意見募集の対象者

・町内に住所を有する者
・町内に事務所又は事業所を有する個人又は法人その他の団体
・町に存する事務所又は事業所に勤務する者
・町に存する学校に在学する者

計画(案)の閲覧場所

・ホームページ ・上下水道課窓口 ・図書館 ・日生連絡所 ・ふらっと六瀬

提出された意見など

パブリックコメント及び町の考え方(PDF:428.2KB)

意見全文と要約(PDF:447.7KB)

お問い合わせ

まちづくり部 上下水道課
業務時間:午前8時45分~午後5時30分
〒666-0292
兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11-1
電話:072-766-8716
ファックス:072-766-7765
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