神社の創建については明らかではありませんが、本殿の棟札や「兵庫県神社誌」所載の棟札銘により、肝川の産土神として祀られたものと思われます。
現在の本殿は棟札や建物に残された墨書によって大永4年(1524)2月に上棟、遷宮を6月にしたことが分かります。
安永7年(1778)には社殿の移転があり、南方約300メートルの山腹から現在地へ移されたことが判明しています。
この本殿は、保存状態が良く、当初の木製樋棟木も残っています。建立後に1~2度塗装修理が行われ、丹塗から黒色に変更された箇所もありますが、現状の彩色は、その文様・顔料から江戸末期以降のものと思われます。
その後も、幾度かの修理・改修が施されていますが、造営時の「蟇股(かえるまた)」の一部が保存されています。
阪急バス:肝川橋下車 徒歩20分
阪急バス:つつじが丘1丁目下車 北へ徒歩10分
ふれあいバス:肝川公会堂前下車すぐ
国指定重要文化財に指定されています。
国指定:昭和54年5月21日
兵庫県指定:昭和46年4月1日