令和7年8月 町長のつぶやき
8月31日
武道精神の継承と地域の絆 〜第31回大会を迎えて〜
川西市の5道場と猪名川町の2道場、合わせて7道場による「第31回少林寺拳法兵庫川辺ブロック大会」が、川西市市民体育館で開催され、私は来賓としてご挨拶の機会をいただきました。
参加される選手の皆さんには、拳士が一堂に会するこの大会において、礼節を重んじ、日頃の修練の成果を存分に発揮し、悔いの残らない演武ができるよう、精一杯頑張ってほしいとお伝えしました。
ちなみに、私の孫も小学生の頃に空手を習っておりました。今日の少林寺拳法の演武披露を拝見し、武道に取り組む姿勢のきびきびとした動きに、改めて頼もしさを感じました。
武道は、身体を鍛える技術だけでなく、精神を磨く教育としての側面も持ち、礼儀や節度を学ぶ場でもあります。さらに、地域に根ざした文化として、世代を超えて受け継がれていく大切な伝統でもあります。今後も、こうした大会を通じて、少林寺拳法の精神と技が広く伝承されていくことを願っております。
8月30日
「地元」から「ジモト」へ:大学と地域、行政が共創する未来
兵庫県で初開催となる「第22回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」が、神戸学院大学ポートアイランド第1キャンパスで開催され、参加した。
現在、大学は18歳人口の急激な減少に直面しており、対象者を社会人、高齢者、外国人留学生へと広げながら、生き残りをかけた取り組みを進めている。今回のシンポジウムのテーマは「大学間連携と地域共創~社会変革期におけるコンソーシアムの可能性~」であり、まさにその課題に向き合う内容だった。
國學院大學の吉見俊哉教授による講演「地元からジモトへ」は特に印象的だった。従来の「ムラ」は、血縁や地縁に基づく閉鎖的な共同体であり、新しい人やアイデアを受け入れにくく、結果として地域の衰退を招きやすい。一方、「ジモト」は多様な人々が重なり合いながら関係を築く開かれたネットワークであり、「関係人口」を巻き込むことで、持続可能な地域づくりを目指すという考え方だ。
この「ジモト」的な発想は、行政サービスの向上にもつながる。住民だけでなく、地域に関わる多様な人々の声を拾い、柔軟で開かれたネットワークを築くことで、より実効性のある政策形成やサービス提供が可能になる。大学・地域・行政が連携し、共に地域の未来を創る姿勢が、これからの社会に求められている。
8月28日
1. 学びの場を未来へつなぐ、ガバメントクラウドファンディング始動
大阪の学校法人「あけぼの学園」は、3年前に閉校した猪名川町立六瀬中学校(笹尾)の校舎を活用し、私立小学校「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」の新設を目指しています。 このたび、理事長の安家周一さんと、あけぼの幼稚園の園長・安家匠さんが町役場を訪問されました。
この日は、同校の応募状況や現在の進捗、今後の課題などについて意見交換を行いました。また、「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」応援プロジェクトとして、ガバメントクラウドファンディングを9月1日から11月30日まで実施します。集まった資金は、同校の図書・交流スペースの整備費用の一部に活用されます。
2. 冷凍食品加工場整備による雇用創出とコミュニティ形成
プラスワンケアサポート株式会社の古賀正靖代表取締役が来庁されました。 同社は、旧つつじが丘幼稚園跡地を活用し、冷凍食品のOEM専用加工場などを整備する事業計画を提案しています。
きょうは、今後の事業スケジュールの確認や将来的な展望について意見交換を行いました。 この事業により、多様な地域雇用の創出や、「食」を通じた多彩なコミュニティの形成が期待されます。
また、同社が取り組む「40代から始める幸せな終活〜生前整理事業〜」についても話題となり、地域住民のライフステージに寄り添う取り組みとして関心を寄せました。
8月27日
猪名川町の山本悠翔選手、世界一に
2025年8月、アメリカ・ミズーリ州で開催された12歳以下の少年野球世界大会「カル・リプケンワールドシリーズ」に、日本代表として猪名川町在住の山本悠翔選手(猪名川中1年)が出場。
山本選手は、リトルシニア関西連盟に所属する51人の中からトライアウトを経て選ばれ、代表メンバー15人の一員として世界大会に挑みました。
大会期間中、チームは快進撃を続け、なんと7戦全勝で世界一に輝きました。
山本選手は優勝を報告するため、町役場を表敬訪問しました。
優勝チームには、メジャーリーグさながらの大きなチャンピオンリングが贈られます。少年野球とは思えないほどの豪華な栄誉に、選手たちの喜びもひとしおです。
猪名川小5年・山本結萌さん、全国の頂点へ!
岡山県で開催された「NPBガールズトーナメント2025 全日本女子学童軟式野球大会」に、猪名川町在住の山本結萌さん(猪名川小5年)が大阪代表として出場しました。
結萌さんは、普段「池田ウィングス」で男子に交じってプレーしていますが、3月に行われた大阪府代表チーム「大阪ベストガールズ」のトライアウトに合格。15人の代表メンバーの一員として、全国大会に挑みました。
決勝戦では、神奈川県代表「YAMAYURI」と対戦。大阪ベストガールズは着実に得点を重ね、9対3で勝利! 見事、2年連続・通算3度目の優勝を果たしました。
結萌さんは現在小学5年生。今後のさらなる活躍が楽しみです!
NPBガールズトーナメント2025 全日本女子学童軟式野球大会 | NPB.jp 日本野球機構
8月27日
子どもたちに笑顔を! 大阪ガスGからの贈り物
大阪ガス(Daigas)グループ様より、社会貢献活動「小さな灯(ともしび)運動」の一環として、バドミントンセットやサッカーボールをご寄贈いただきました。これらの品は、町内の留守家庭児童育成室に通う子どもたちが楽しく活用させていただきます。
「小さな灯」運動は、1981年から続く企業ボランティア活動で、教育・福祉施設への物品寄贈や災害支援など、長年にわたり社会に温かい灯をともしてこられました。
贈呈式は町長応接室で行われ、大阪ガス兵庫地区の山東要統括支配人より目録が手渡されました。町長として「社会のため、子どもたちのために毎年ご支援いただき、心より感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べました。
8月26日
猪名川町がB&G財団の防災拠点に選定 災害対応力の強化へ
兵庫県猪名川町がB&G財団の「防災拠点」に選ばれました。県内では4カ所目で、災害時に備えた機材配備や人材育成を進めます。
財団から最大4,400万円の助成を受け、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇、防災倉庫などを整備。町職員や消防団員向けの研修も実施予定です。IP無線機や折り畳みトイレ、簡易ベッドなども導入し、地域の防災訓練にも活用します。2025年度には全国で15カ所が新たに整備され、猪名川町もその一つとなります。
8月24日
誰もが安心して暮らせる地域づくり
本日、川西保護区推進委員会主催による「第75回 社会を明るくする運動 再犯防止に向けての特別講演会」が、川西市のアステホールで開催され、私は開会の挨拶を担当しました。
「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止、そして罪を犯した人たちの立ち直りへの理解を深めることを目的とした、全国的な取り組みです。地域の皆さんが協力し合い、誰もが安心して暮らせる社会を目指しています。
今年のスローガンは 「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」。 この言葉のもと、さまざまな活動が全国で展開されています。
今回の講演会もその一環として、安全で安心な地域社会づくりを目指す啓発活動として実施されました。講師には、大阪公立大学の高橋幸治教授をお迎えし、 「困難を抱える人に寄り添う方法」 というテーマでご講演いただきました。
8月23日
初のレスリング披露も! 若葉で夏祭り
若葉自治会主催の「サマーフェスティバル」が大原公園で開催され、覘かせていただきました。太鼓演奏や屋台、南京玉すだれ、抽選会、ライブなど、さまざまな催しが行われ、会場は大いに賑わいました。
今回は初の試みとして、猪名川町が誇るレスリングクラブによるデモンストレーションも披露されました。練習風景の紹介や、初心者にもわかりやすいルール説明があり、レスリングの魅力を身近に感じられる内容でした。これをきっかけに、レスリングファンが増えてくれると嬉しいですね。
8月22日
「猪名川町の日」万博で地域の魅力を発信!
2025年の大阪・関西万博では、兵庫県が「市町の日(ひょうごEXPO41)」を設定し、県内各地の魅力を発信しています。
8月22日は「猪名川町の日」として、関西パビリオン「兵庫県ゾーン」で以下のような取り組みが行われました:
・猪名川町のポスター展示
・PR動画の放映
・町のマスコット「いなぼう」のシールなどノベルティ配布
猪名川町親善大使の犬丸絹子さん、佐々木よしみさんも来場し、PR動画制作に関わった梅田サイファーの井上鉄兵さんも登場しました
8月21日
兵庫県町村会の定期総会を開催
兵庫県内12町の町長で構成される「兵庫県町村会」の定期総会が、神戸市の神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催されました。総会では、自治功労者として町長や職員28名が表彰されました。
議事では、現会長の庵逧典章氏(佐用町長)が今任期で町長を退任することを表明。それに伴い、後任の会長として現副会長の山名宗悟氏(神河町長)が選任されました。新会長の任期は、2025年10月1日から2027年度の定期総会までです。
新たな役員は以下の通りです:
役職 氏名 所属町 備考
副会長 浜上勇人 香美町 新任
監事 西村銀三 新温泉町 再任
監事 吉田一四 多可町 新任
議事終了後には、「まちをおもしろくする~地域活性化、地域のブランディング~」をテーマに、総務省 地域力創造アドバイザー・福野博昭氏による講演が行われました。
講演では、地域の魅力を引き出すための具体的なアプローチや考え方が紹介され、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。
特に印象的だったのは、福野氏の次のような言葉です:
「ターゲットは“みんな”ではない」
「ロジックが立ったらよい」
「ゴールは幅広く、遠くに置く」
これらの言葉は、地域づくりにおいて“誰に届けるか”“どう伝えるか”“どこを目指すか”という視点の重要性を示しており、参加者の思考に新たな刺激を与えました。
8月20日
猪名川町を彩るアキナの大使活動
今年度、町政施行70周年を迎えた猪名川町は、新たに「ふるさと名誉PR大使」を創設し、お笑いコンビ「アキナ」を初代大使に選び、委嘱状やたすき、名刺を手渡しました。
「ふるさと名誉PR大使」は、町のイメージアップや知名度向上を目的に新設。秋山賢太さんが猪名川町出身であるご縁から、これまで親善大使として活動してきたアキナに、初代大使として就任いただいた。
今後はイベント出演やYouTubeで町のPRを行っていただき、一層にぎわいのある町づくりに期待しています。山名文和さんは「猪名川が大好き!全力でPRします」と語り、秋山さんは「いつか町に戻り、家を建てたい」と話しました。
猪名川町の魅力を世界へ! SNS時代の親善大使誕生
猪名川町のさらなるPRを目指して、星空案内人の畑田尚起さんと、マリンバ奏者の多田駿介さんを、公募しておりました「親善大使」に任命しました。
畑田さんは約8,000人のフォロワー(=登録読者)を持ち、外国人フォロワーも多いです。一方、多田さんは約3,500人のフォロワーを持ち、猪名川町の外でも広く支持されています。
お二人はSNS時代にふさわしい大使です。今後、猪名川町の魅力をどんどん発信していただけることを期待しています。
サピエ日生中央で心温まるバザール開催
宝塚健康福祉事務所では、阪神北地域の障害者就労施設で製作された自主生産品(「きらっと☆オンリーワン商品」)の販路拡大を支援するため、各施設が日替わりで商品を販売する「きらっと☆オンリーワンショップ」を運営しています。
8/20 このショップのPRを目的として、猪名川町のサピエ日生中央1階特設会場にて、「きらっと☆オンリーワンバザール」が開催されました。会議の合間に立ち寄ってみたところ、障害のある方々が心を込めて丁寧に手作りしたクッキーや焼き菓子などの商品が並び、会場は温かく優しい雰囲気に包まれていました。
さらに、就労継続支援B型事業所「魔法のカフェテラス」さんによるマジックショーも行われ、観客からは驚きの声が上がる場面も。目の前で繰り広げられる不思議な手品に、思わず笑顔がこぼれ、楽しく心躍るひとときを過ごすことができました。
8月19日
消防職員のサングラス着用と地域の取組報告
朝9時から、部長会が開催。その中で今後、消防職員のサングラスの着用を認めるとの報告がありました。これは、消防職員の目を紫外線から保護するとともに、まぶしさを軽減し活動しやすくするためとのことです。私は、消防車や救急車を運転する際、西日が強く眩しい中では、当然サングラスを着用しているものだと思っていた。
また、総務建設常任委員協議会では、旧六瀬中学校およびつつじが丘幼稚園など、学校(園)跡地の活用状況に関する取り組みが報告されました。
さらに、生活文教常任委員協議会では、総合福祉センターの整備方針を含む福祉施設のあり方について、町としての方針が報告されました。
8月15日
終戦80年 平和への誓いと追悼の思い
今日は終戦から80年を迎えた特別な日です。この日に、東京都の日本武道館で全国戦没者追悼式が開催されました。この式典には約4,500人の遺族代表が参列し、戦没者への深い敬意と平和への誓いを新たにしています。
また、全国各地の役場や公共施設では半旗が掲揚され、正午には戦没者のための黙とうが呼びかけられています。ここ猪名川町でも同様の対応が行われ、地域の皆様とともに深い敬意と感謝の思いを共有しています。
8月12日
地域を支える多田駿介さんの活躍
兵庫県の「ひょうごユニバーサル社会づくり賞」の表彰式が、尼崎市で開催されました。この賞は、みんなが安心して暮らせる地域づくりに貢献した個人や団体をたたえるものです。
知事賞を受賞した猪名川町の多田駿介さんは、知的障害を持ちながら、高齢者施設で介護職として働き、得意のマリンバ演奏を活かして地域と交流してきました。また、講演会での講師活動や、通学路でのあいさつ・見守り活動にも積極的に参加し、「支えられるだけでなく、支えることもできる」ことを実践しています。
さらに、表彰式の後には、まちなかで困っている人に声をかけて助け合う「みんなの声かけ運動応援協定」の締結式も行われ、新たに13団体がこの運動に参加しました。猪名川町内にある「苔リウム工房猪名川」も加わりました。
なお、10月26日(日曜日)には、兵庫県立「奥猪名健康の郷」で、多田駿介さんとその仲間たちによる「森のコンサート」も予定されています。ぜひ楽しみにしてくださいね!
8月8日
猪名川上流広域ごみ処理施設組合 定例会開催
令和7年度の猪名川上流広域ごみ処理施設組合議会定例会が開催されました。会議では、令和6年度の歳入歳出決算認定を含む5件の議案が審議され、すべての議案が全会一致で承認されました。
定例会終了後には議員総会が開かれ、不適合事象などに関する報告がありました。報告された不適合事象は、プラスチック製容器包装ごみの中に、針付きの注射器が入った小袋が混入していた事例でした。この混入により、針刺し事故が発生しています。
このような事故を防ぐためにも、在宅で使用した注射器や注射針は、家庭ごみとして捨てず、必ず医療機関(かかりつけの病院や薬局など)に医療系廃棄物として処分を依頼してください。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
8月3日
猪名川町で夢の対面!金メダリストがやってきた!
猪名川町制施行70周年を記念した住民提案事業「オリンピック金メダリストに会いに行こう」(主催:猪名川町レスリング協会)が、文化体育館イナホールで開催されました。
イベントでは、全日本女子コーチによる「オリンピックメダリスト育成メソッド」の講演に続き、ゲストの櫻井つぐみ選手、池畑菜々選手、柳川美麿コーチの3名によるトークショーが行われました。さらに、レスリング体操教室や、オリンピックゲストとの写真撮影会など、盛りだくさんの内容で会場は大いに盛り上がりました。
実際に金メダルを触らせていただく機会もあり、その重みには驚きました。手にした瞬間、「思ったより重たい!」というのが第一印象でした。
8月1日
再選の岡本町長が初登庁
第19代猪名川町長として、2期目を迎えました。初登庁では、職員や町民に出迎えられ、花束と大きな拍手をいただきました。
就任訓示では課長級以上の幹部職員を前に「住民との対話」を重視した町政運営を進めたいと訴えた。
訓示の要旨は次の通り。
「挑戦と実行」をテーマに、住民サービス向上や地域活性化に取り組みます。特に「住民との対話」を重視し、現場の声を活かして信頼される町政を目指します。職員と協力しながら、町の発展に努めてまいります。
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企画総務部 企画財政課
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更新日:2025年09月02日