令和3年度財務書類(統一的な基準による財務書類)

更新日:2024年10月01日

町では町民の皆さんに、より詳しく町の財政状況をお伝えするため、これまで総務省方式改訂モデルの財務書類を作成し公表してきました。

こうした取り組みは全国の自治体で進められていますが、財務書類の作成基準が複数あり、他の自治体との比較が難しい等の課題もあったため、平成27年1月に総務省より固定資産台帳と複式仕訳に基づく統一的な基準が示されました。

バランスシート(貸借対照表)

バランスシートとは、基準日現在に地方公共団体がどのような資産を保有しているのか(資産保有状況)と、その資産がどのような財源でまかなわれているのか(財源調達状況)を対照表示した財務書類です。 バランスシートにより、基準日時点における町の財政状況(資産、負債、純資産といったストック項目の残高)が明らかになります。

行政コスト計算書

行政コスト計算書は、一会計期間において、資産形成に結びつかない経常的な行政活動に係る費用(経常的な費用)と、その行政活動と直接の対価性のある使用料、手数料などの収益(経常的な収益)を対比させた財務書類です。これにより、費用と収益の差額として地方公共団体の一会計期間中の行政活動のうち、資産形成に結びつかない経常的な活動について税収等でまかなうべき行政コスト(純経常費用(純経常行政コスト))が明らかにされます。

純資産変動計算書

純資産変動計算書は、バランスシート(貸借対照表)の純資産の部に計上されている各項目が、1年間でどのように変動したのかを表す財務書類です。 純資産変動計算書においては、地方税、地方交付税などの一般財源、国県支出金などの特定財源が純資産の増加要因として直接計上され、行政コスト計算書で算出された純経常費用(純経常行政コスト)が純資産の減少要因として計上されることを通じて、1年間の純資産総額の変動を明らかにします。

資金収支計算書(キャッシュ・フロー計算書)

資金収支計算書は、一会計期間における地方公共団体の行政活動に伴う現金等の資金の流れを性質の異なる3つの活動に分けて示しています。現金等の収支の流れをあらわしたものであることから、「キャッシュ・フロー計算書」とも呼ばれます。

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