道の駅いながわ移転事業にかかる住民訴訟について

事件 令和4年（行ウ）第19号 損害賠償等請求事件（住民訴訟）

原告 末松 早苗

被告 猪名川町長 岡本信司

​​​原告訴訟代理人 弁護士 豊永 泰雄・弁護士 荒木 晋之介・弁護士 服部 崇博

被告訴訟代理人 弁護士 植村 公彦・弁護士 武智 順子・弁護士 福岡 宏海
（令和6年4月8日付で被告訴訟代理人は上記弁護士に変更となりました。）

私は、岡本信司と申します。猪名川町の住民で、現在猪名川町長の職にあります。

令和4年5月26日、町議が神戸地方裁判所へ提訴されたこと、大変残念に思っています。

当職の答弁は、原告の請求をいずれも棄却するものであります。

「道の駅いながわ機能拡大プロジェクト」の進め方については、住民に明らかにするため、第三者の視点で調査および検証が既に行われています。

当職は、令和3年10月1日、中立・公平で客観的な調査をするため、3名の弁護士による「道の駅いながわ機能拡大プロジェクト検証委員会」を設置しました。

同検証委員会には、約5か月の月日をかけ、道の駅いながわ機能拡大プロジェクト検証委員会設置要綱に基づき、事業用地の取得価格、事業用地の取得時期、並びに事業用地の取得価格及び取得時期に関連する事項について、調査及び検証をしていただきました。

同検証委員会から、令和4年3月10日に提出いただきました調査報告書の中で、「道の駅いながわ」移転にあたり、取得時期や価格について、明らかに不合理な点は見あたらなかったことが報告されています。

よって、当職の答弁は、原告の請求をいずれも棄却するものであります。

なお、同報告については、町会議員に対して行政報告を行ない、記者会見も行ないました。同報告書については、53頁と大部のため、町ホームページのほか、企画政策課窓口、日生住民センター、ふらっと六瀬、図書館の各施設に配架しています。また、コロナ禍にありましたので、町長からのメッセージを住民向けに動画配信も行なっています。

口頭弁論の日程等について、次のとおりお知らせします。

当該事件については、令和4年（行ウ）第62号事件（令和4年12月19日提訴）と併合のうえ審理されます。

事件 令和4年（行ウ）第62号 損害賠償等請求事件（住民訴訟）

原告 末松 早苗

被告 猪名川町長 岡本信司

​​​原告訴訟代理人 弁護士 豊永 泰雄・弁護士 荒木 晋之介・弁護士 服部 崇博

当該事件については、令和4年（行ウ）第19号事件（令和4年5月26日提訴）と併合のうえ審理されます。