内視鏡検査(胃カメラ)による胃がん検診(個別検診)について
令和4年度から町が実施する胃がん検診において、胃部X線検査(バリウム)に加えて、胃内視鏡(カメラ)検査を下記のとおり実施します。胃がん検診の胃内視鏡(カメラ)検査を希望される方は、まず、保健センターへお申込ください(4月1日から受付)。
胃内視鏡検査(カメラ)とは
胃内視鏡検査(カメラ)は食道・胃・十二指腸の炎症、ポリープ、がんなどの病気を発見する最も精度の高い検査です。のどまたは鼻を局所麻酔してから、内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察して診断を行います。また、色素を散布して病変を見やすくすることもあります。観察時間は5分から15分程度です。なお、 町の検診では、鎮静剤は使用できません。
また、検査中に必要に応じて、保険診療として粘膜組織の一部を採取して、細胞や組織の検査(生検)を行うことがあります。
検査を行うことで起こりうる合併症があり、また、安全のために受診していただけない場合があります。必ず、【検査を受けられない方】やお申し込みの方に送付する説明書をお読みいただき、ご受診ください。
実施内容
対象者
50歳以上(年度末年齢)の猪名川町民
※検査日までに猪名川町から転出されると受診することはできません。
検診内容
問診、内視鏡検査(カメラ) ※ 生検は保険診療になります
検診費用
3,000円 、65歳以上(年度末年齢)は2,000円。
※生活保護世帯の方は無料(保健センターに申込みの際に必ず、お申出ください)
※50歳以上64歳の猪名川町国民健康保険被保険者の方は、町役場保険課に申請することで、1,000円 返金されます。
(注意)
猪名川町国民健康保険被保険者・兵庫県後期高齢者医療制度加入の方で人間ドックの助成を受けて胃がん検診(内視鏡検査)を受診した方は、受診することができません。重複して受診した場合、検診費用を返金していただくことがあります。
実施場所・日程
4月~翌年3月末日までの町が指定する医療機関(川西市、猪名川町)の実施する日。
(注意)
胃内視鏡検査(カメラ)は一度にたくさんの方を検査することができません。4月から翌年3月までの間の医療機関の指定する日程でご受診ください(例:4月に医療機関に申込みをしても、4月に受診できるとは限りません)。
受診方法
保健センターに電話もしくはファックスでお申込ください。その後、保健センターから医療機関名・説明書を含む受診に必要な書類を送らせていただきます。注意事項などご確認いただき、希望する医療機関に医療機関が指定する方法でお申込ください。
お断り:のどまたは鼻の局所麻酔は行いますが、 鎮静剤は使用できません。
【注意事項】
1 50歳以上の方は年度内に胃部X線検査(バリウム)か胃内視鏡検査(カメラ)の いずれか を町の胃がん検診として受診することができます。
2 胃内視鏡検査(カメラ)は 2年度に1回の受診になります。胃内視鏡検査(カメラ)を受診した翌年は、胃部X線検査(バリウム)も受けることができません。 胃部X線検査(バリウム)のみの受診の方は毎年度受けていただくことができます。
3 胃内視鏡検査(カメラ)は、身体的に受診していただけない場合や検査によって起こる合併症などがあります。必ず【検査を受けられない方】、【起こりうる合併症】をご確認ください。
4 胃部X線検査(バリウム)は集団検診のみの実施です。所定の用紙での申込み(集団健診申込書)が必要になります。
5 1年以内に胃腸や食道等消化器系の手術、または3か月以内に消化器系の組織検査等を受けた方、あるいは3か月以内に消化器以外(例えば心臓・甲状腺など)の手術を受けた方は、受けることができません。
【検査を受けられない方】 ※必ず、ご確認の上、お申込みください
下記に該当する方は受診できませんので、ご了承ください。
1 妊娠している方、または妊娠している可能性のある方
2 前年度に、胃内視鏡による胃がん検診を受診した方
3 勤務先等において、同様の胃がん検診を受診できる機会のある方
4 医師が診察した結果、受診することが困難であると認める方
5 同意書の取得ができない方
6 胃疾患で治療中の方(ピロリ菌除菌中の方含む)
7 咽頭・鼻腔などに疾患があり、内視鏡の挿入ができない方
8 呼吸不全のある方
9 急性心筋梗塞や重篤な不整脈など心疾患のある方
10 明らかに出血しやすい方、またはその疑いのある方
11 血圧が極めて高い方
【検診のメリット・デメリットについて】
内視鏡検査の胃がん検診は、死亡率減少効果があると科学的に証明されている検診です。また、検診のメリット・デメリットのバランスを検討して、対象年齢や受診間隔が定められています。
検診のメリットについて
がんにより亡くなることを防ぐことができる。
検診のデメリットについて
1 下記の【起こりうる合併症】が生じる場合がある
2 偽陽性(がんがなくても結果が「がん疑い」と判断されること)の結果となり、心理的不安や余計な検査を受けることがある。
3 偽陰性(誤って、がん疑いなしと判定されること)がある。
【起こりうる合併症】
日本消化器内視鏡学会が5年ごとに行う全国集計では、以下の合併症発生率は0.005%、死亡率は0.00019%と報告されています。このような偶発性を避けるべく細心の注意を払いますが、万一生じた場合は、最善の対処をいたします。検査後に医療を実施する場合は保険診療により対応します。
1 粘膜裂傷、出血、穿孔
2 使用する薬剤(麻酔剤など)によるショックなど
3 誤えん性肺炎、歯の損傷
4 治療中の病気(脳梗塞・心筋梗塞など)の悪化
この記事に関するお問い合わせ先
生活部 住民課 健康づくり室
業務時間:午前8時45分~午後5時30分
〒666-0233
兵庫県川辺郡猪名川町紫合字北裏763
電話:072-766-1000
ファックス:072-766-4414
更新日:2025年04月01日