帯状疱疹ワクチン接種費助成について(令和6年7月1日から申請受付開始)

更新日:2024年10月01日

帯状疱疹とは

  帯状疱疹とは、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
  ただし、初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水痘(水ぼうそう)として発症します。 
  多くの場合、水痘は子どもの頃に発症し1週間程度で治りますが、治癒後もウイルスは体内の神経節に潜伏しています。その後、加齢やストレス、過労などが原因となってウイルスに対する免疫力が低下すると、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹を生じます。これが帯状疱疹です。通常は生涯に一度しか発症しませんが、免疫が低下している場合には再発することもあります。

帯状疱疹ワクチンについて

  帯状疱疹ワクチンは、「任意」で実施する予防接種です。
  帯状疱疹の予防接種を受けるときは、接種対象者や、接種する回数・接種にかかる費用などの情報を確認したうえでご自身の状況に合うワクチンを選ぶことが大切です。
  詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
  なお、今後「定期接種」化が検討されており、定期接種となった場合、助成額の変更や、任意で接種済みの方は対象外となることもあります。
※帯状疱疹ワクチンを接種しても帯状疱疹を完全に防ぐことはできません。

 

帯状疱疹ワクチンの種類

生ワクチン

(乾燥弱毒生水痘ワクチン)

不活化ワクチン

(乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン)

満5 0 歳 以 上 の 方

皮下接種

筋肉内接種

1回接種

2回接種

8,000~10,000円程度 ※1

40,000~60,000円程度(2回の合計) ※1

※1 料金は、医療機関によって異なります。料金は、あくまで目安です。

 

接種費用の助成について

1  対 象 者 :予防接種を受ける日において猪名川町民である満50歳以上の方
                   ※この予防接種を実施した日が、令和6年4月1日以降であること
                   ※他の自治体が実施する本事業による助成を受けていないこと

2  助 成 額 : 1回のみ、上限額 4,000円 ※いずれのワクチンも同じ

3  申請方法:以下の書類を保健センターへ提出(令和6年7月1日より申請受付開始)
                   (1)猪名川町帯状疱疹予防接種費用助成申請書兼請求書(様式第1号)
                   (2)予防接種名および接種日、接種費用が記載された領収書

予防接種後の副反応

  接種後に接種部位の発赤・痛み・腫れ、発熱・寒気・頭痛・倦怠感などの副反応が出ることがありますが通常2~3日のうちに治ります。また、他の病気が偶然重なって現れることもあります。接種後に高熱やけいれん等の異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

  重大な副反応として、まれにアナフィラキシーショック(じんましん、呼吸困難等)、血小板減少などが現れることもあります。接種後、体調に変化があった場合は、すぐに接種医にご相談ください。医師の治療を受けた場合の費用は原則、自己負担です。

 

予防接種による健康被害救済制度

  帯状疱疹ワクチンの接種は、任意接種であり、予防接種法に基づく予防接種ではないため、万が一、健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。