3月23日(土曜日)、町立阿古谷小学校で閉校式が開催されました。
今年度末で創立140年の歴史に幕を閉じ、閉校する阿古谷小学校(藤野朋子校長、児童数45人)では、3月22日に修了式を終えた児童35人、同19日に阿古谷小学校を巣立った「阿古谷小学校最後の卒業生」10人や、地域住民や学校関係者など総勢約300名の参加のもと、厳かに執り行われました。
福田長治町長は、「阿古谷小学校は明治6年の開校以来、140年間で1766人もの卒業生を送り出し、輝かしい歴史と揺るぎない伝統を築いてまいりました。しかし、少子高齢化に伴う児童数の減少から、次代を担うこどもたちの将来を考えての学校統合は避けて通ることのできないものであり、学校関係者や地域の方々にもご意見をいただきながら統合という結論に至りました。新年度、本校区の児童は、新しい環境となりますが、強い絆で結ばれ、スムーズに馴染み学べるよう祈念するとともに、これまで阿古谷小学校を守ってきてくださった全ての皆さまに感謝します。」と述べました。
藤野校長は、参加者への感謝の意を述べるとともに子どもたちに向けて「阿古谷で培った力を持って、『あしたに きょうに 輝く阿古谷っ子』の言葉を胸に、松尾台小学校でも自分らしく輝いてください」とエールを送りました。
また、子どもたちからは、スクリーンに映し出された映像に合わせて小学校での数々の思い出が語られ、最後の卒業生を含む全児童45人が心をこめて「ありがとう さよなら 阿古谷」を合唱しました。
その後、阿古谷小学校の校旗が児童代表の5年生竹内夏海さんより、藤野校長を通して辰巳昌男教育長へ返納され、辰巳教育長は「大切に保存いたします」と誓いました。
最後の合唱となる校歌斉唱では、目に涙を浮かべる出席者の姿も見られ、多くの人々の様々な思いを受けながら、阿古谷小学校は140周年の歴史に幕を下ろしました。
式典終了後は、地域の方々から阿古谷小学校への感謝の気持ちを形にした記念品として、石碑が贈られ、その除幕式が行われました、参加者は、藤野校長の直筆の「感謝」の文字を心に刻み、子どもたちの新たなる未来に向けての期待に胸を膨らませました。
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