令和6年2月10日(土曜日)、生涯学習センター視聴覚ホールにて令和5年度多田銀銅山悠久の館企画展講演会「東・多田銀銅山と西・生野銀山」を開催しました。鉱山の調査・研究を行っている専門家の方々のお話を聞くことができ、興味深く有意義な講演会となりました。
講演1 『東・多田銀銅山と西・生野銀山』(猪名川町教育委員会 学芸員)
多田銀銅山と生野銀山の二つの鉱山の関係に様々な方面からアプローチした企画展の展示について詳細にお話ししました。
講演2 『兵庫県北部の鉱山』熊谷暢聡氏(日本鉱業史研究会)
兵庫県北部の鉱山について調査をしている熊谷氏からは現地調査と文献等からわかる生野銀山についてご講演いただきました。
講演3 『三次元測定からみる多田銀銅山と生野銀山の採鉱跡比較』久間英樹(九州大学総合研究博物館専門研究員)
鉱山調査に入った時の現地画像と坑道の三次元測定画像を多く用いて多田銀銅山と生野銀山の採掘方法等についてわかりやすく説明していただきました。
講演 4『多田銀銅山と生野銀山の鉱山史的な意義』中西哲也(九州大学総合研究博物館准教授)
国内各地の鉱山遺跡において現地調査をし、鉱山開発と金属生産について技術の解明と変遷を研究している中西先生からは、採鉱跡に残されている低品位の鉱石からわかる多田銀銅山と生野銀山の鉱山史的な意義についてお話しいただきました。
・初めて鉱山の話を聞かせていただいた。多田銀山のさわりを知ることができ、鉱山のロマンを感じることができました。
・詳しくて楽しかった。
・様々の専門家の方に鉱山の説明をしていただき参考になりました。
・今回初めての参加だったので専門的なお話も多く、難しいことが多かったです。ただ知らないことも多くとても勉強になりました。鉱山は日本の経済を支えたもので、それがすぐ近くで見れるというのはすばらしいことだと思いました。