麻しんは感染力の強い疾患です。麻しんに罹ったことがなく予防接種を受けていない方や予防接種が1回接種であった方(26歳から44歳)は十分な免疫を獲得していない可能性があるので、特に注意してください。
麻しんは、空気・飛沫(咳やくしゃみ)・接触感染とさまざまな経路で起きる病気で、感染力は極めて強いとされています。麻しんに感染した場合は、10~12日の潜伏期間を経て、発熱で発症し、重症な場合は肺炎や脳炎を起こすことがあります。
カタル期(3~5日間)は38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられます。その後、発疹期(4~5日間)再び高熱となり、赤い小さな発疹が、耳の後ろから顔面に出はじめて次第に手足などに広がります。
予防には、麻しんのワクチンを接種することが最大の方法です。
すでに麻しんにかかったことがある人は、再びかかることはありません。
「麻しんのワクチンを接種したことがあるかどうか」は母子手帳などで確認してください。
過去に予防接種を受けておられず麻しんにかかったことがない人には、予防接種を受けることをお勧めします。接種の際は、医師にご相談下さい。
<定期予防接種の年齢>
第1期 1歳の間
第2期小学校就学前の1年
早めに医療機関に相談、受信して下さい。麻しん患者と直接接していた場合は、受診の前に必ずそのことを医療機関へ電話等で伝えてください。
また、人へうつさないように外出は控えましょう。
麻しん(はしか)に注意しましょう!(PDF:111.1KB)
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