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第23話 歴史と自然の宝庫「三草山」

更新日:2014年5月1日


御仏(みほとけ)が人々を救うため三本の薬草を持って現れたという三草山。この山は、阿古谷地区と能勢町長谷にまたがり、美しい雑木林を持ち、動植物の豊かな自然に恵まれています。また、様々な伝承にも包まれています。
元暦元年(1184)2月4日、源義経が一の谷への途中で「三草勢ぞろい」をした三草山は、通説では社町にある三草山とされています。しかし、清和源氏発祥の地、摂津国多田庄にあり、「平家物語」中の情景や、能勢町平通(ひらどおり)の地名は平家の通過によるものとの伝承などから、猪名川町の三草山であるという説もあります。
天正14年(1586)には多田院御家人筆頭の塩川氏と、能勢氏との最終決戦の舞台の一つとなり、4月17日の三草山方面戦では双方の戦死者百余人、負傷者約二百人が出ました。10月の戦いに続く12月には、豊 臣秀吉の命令もあって塩川氏は落城、共に戦った多田院御家人達も知行地(ちぎょうち)を失ったのです。(写真:三草山) 

(写真)三草山

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