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第51話 百間堤と善福寺

更新日:2014年5月1日
 

猪名川に沿って行く道は、「百間堤(ひゃっけんつづみ)」と呼ばれていました。百間(約180メートル)程も続く長い堤の道という意味でしょう。
この道に面して、江戸時代、温泉の湧く「照春館」という旅館がありました。伊丹市の柿衞文庫に、大坂の文人大江丸の描いた「上野温泉図」と、そこで開かれた句会の句集が所蔵されています。
百間堤を通って中谷橋を渡ったところが、原の年貢米を保存した蔵にちなむ地名の「御蔵垣内」「郷蔵垣内」という所です。すぐ近くに真言宗の寺院「自然山善福寺」があります。山号の扁額は多田銀銅山産の紺青で書かれています。ここは元禄6(1693)年から「多田庄三十三所巡礼」の札所であり、また「摂津国三十三所」などの札所でもある観音霊場です。創建は平安初期、清和天皇と自然上人が開基し、後に源満仲らが諸堂を建立したと伝えられています。(写真:自然山善福寺)

《読み方》
照春館=しょうしゅんかん、柿衞文庫=かきもりぶんこ、文人=ぶんじん、大江丸=おおえまる、上野温泉図=うえのおんせんのず、年貢米=ねんぐまい、御蔵垣内=おくらかきうち、郷蔵垣内=ごうぐらかきうち、自然山善福寺=じねんざんぜんぷくじ、山号=さんごう、扁額=へんがく、紺青=こんじょう、多田庄三十三所巡礼=ただのしょうさんじゅうさんしょじゅんれい、摂津国八十八所=せっつのくにはちじゅうはっしょ、札所=ふだしょ、観音霊場=かんのんれいじょう、自然上人=じねんしょうにん、開基=かいき、源満仲=みなもと の みつなか 、諸堂=しょどう、建立=こんりゅう
 

(写真)自然山善福寺

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