更新日:2014年5月1日
阪神地域の最高峰大野山や猪名川の源流を擁する猪名川町の豊かな自然は、住民のみならず都市住民の癒しの場ともなって来ました。
昭和32(1957)年、町域の約80パーセントが猪名川渓谷県立自然公園と指定され、その環境が保護・整備されることとなりました。
昭和40(1965)年には、当時大気汚染や騒音に悩んでいた重化学工業地域尼崎市の学生のために市と町が協定を結び、「猪名川町夏季学生村」が開設されました。
婦人会や一般家庭の協力を得て、自然の中で1週間以上滞在し勉強する学生を7月1日から9月30日の間、全町域13地区で受け入れました。
翌41年2月には「尼崎市立青少年いこいの家」が、45年8月には「県立奥猪名健康サイト(現:奥猪名健康の郷)」、「尼崎市立高原ロッジ(現:高原ロッジ・メープル猪名川)」が続々と開設され、今も自然体験と癒しの場となっています。
《読み方》癒し=いやし、最高峰=さいこうほう、大野山=おおやさん、源流=げんりゅう、擁する=ようする、猪名川渓谷県立自然公園=いながわけいこく けんりつしぜんこうえん、大気汚染=たいきおせん、重化学工業地域=じゅうかがくこうぎょうちいき、市と町=しとちょう、夏季学生村=かきがくせいむら、奥猪名健康サイト=おくいなけんこうさいと、奥猪名健康の郷=おくいなけんこうのさと
(写真:奥猪名健康の郷 )