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現在の場所

第33話 猪名川の鉄道

更新日:2014年5月1日


明治以降、北摂では様々な鉄道敷 設の案や変遷がありました。その一つに現在のJR福知山線があります。最終的には伊丹の「大阪第4師団」と篠山「歩兵第70連隊」、軍港舞鶴とを結ぶ計画で、現猪名川町域がルートに考えられていたのです。しかし、賛否渦巻く中で結局は三田を通る路線が選ばれたのでした。結果として美しい風光が残されたことは喜ぶべきことでしょう。しかし、町域に鉄道が敷設されるには昭和後期まで待たなければなりませんでした。
昭和53年12月12日、能勢電鉄山下駅から阪急日生ニュータウンまで新路線が開通、猪名川町の表玄関日生中央駅が誕生。複線2.7キロメートル。山下からニュータウン間の新設工費64億円と、山下駅周辺整備費11億円の半額は、日本生命が負担し新聞などを賑わせました。現在は梅田駅へ45分の「日生エクスプレス」もあり、鉄道の敷設は町人口3万人突破の一要因ともいえるでしょう。(写真:能勢電鉄日生線の開通式) 

(写真)能勢電鉄日生線の開通式

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