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第89話 米騒動とシベリア出兵

更新日:2014年5月1日
 

 大正6(1917)年頃から、第1次世界大戦の影響によるインフレと人口の都市流入、米の生産量の停滞、外米輸入の制限などによって米価が急騰し、同7年になると、シベリア出兵の動きを察知した商人らの動きによってさらに急騰、同4年の約2.8倍となりました。インフレに苦しむ人々はロシア革命の心理的影響もあって立ちあがり、明治維新後最大の米騒動が起こりました。7月23日富山県魚津町漁民妻女の請願を皮切りに、8月には報道により大都市に飛火し一挙に全国に拡大、参加者70万人余、沈静化には警官だけでは不足し、延べ10万人の軍隊を動員する事態となりました。政府は外米を配給、しかしシベリア出兵等の影響で貨車が不足し迅速とは言えず、この騒動で内閣は解散しました。
 猪名川町域でも8月19日夜から農民40から50人が米の廉売を要求して集まり、区長が米の廉売と100円の寄付をすることで収まりました。
 町域での騒動の2日後、郡長は皇室からの下賜金と義援金の配分を通知し、各町村では寄付を集め、米の廉売も行いました。
 同8年2月、中谷・六瀬両村では寄付金などをもとに「窮民救済事業資金規程」を制定しました。

《読み方、注釈》米騒動=こめそうどう、出兵=しゅっぺい、外米=がいまい、米価=べいか、急騰=きゅうとう、察知=さっち、魚津町=うおづまち、漁民=ぎょみん、妻女=さいじょ、飛火=とびひ、廉売=れんばい(安価に販売すること)、郡長=ぐんちょう(これは川辺郡の伊達郡長)、下賜金=かしきん(この時は「恩賜賑恤金=おんししんじゅつきん」がくだされた)、義援金―ぎえんきん、窮民=きゅうみん(困っている人々)

(写真:すくすく育つ今夏の稲穂  )

すくすく育つ今夏の稲穂

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